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先達が残した優れた作品をそのままの姿で後世に伝えたい。
「復刻タイル」の使命はタイルに携わるものとしてこのうえない名誉でありそれゆえに妥協が許されない真剣勝負となります。
装飾タイルの製作手順
使用されていたタイルを基に、型の製作から筆を用いた施釉など、永年の経験で培った技術を施し、当時のままのタイルの復刻を目指します。
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1. 石膏型を用いて陶板を成形
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2. 針穴のあいた紙型かステンシルに木炭粉末の入った袋を叩いて絵柄を陶板に転写
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3. 仕上げカンナを用いて四面を面取りし、ヘラで押さえ、柄を線彫り
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4. 乾燥後、柏の部分の青磁釉を施釉
(釉薬を厚く塗るため)
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5. 素焼(焼成温度/700〜800℃)
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6. 筆を用いて施釉する(青磁釉は重ね塗り)
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7. 本焼き焼成(焼成温度/1,240℃)
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8. 金液を塗布し、最終焼成(焼成温度/750℃)
事例紹介
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青淵文庫 保存修復工事
- 設計・施工:清水建設(株)
- 施主:竜門社
- 製作:加藤俊夫