塗るタイル X-3
厚塗り立体左官材「塗るタイル X-3(エックス・スリー)」
厚塗りタイプ「X-3」が誕生しました。薄塗りタイプ「X-1」と同じくタイルセルベンの入った無機質左官材でありながら骨材を入れることができ、厚塗りならではのラフな仕上がりが可能になりました。
製品名 | 塗るタイル X-3 |
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カタログ | 総合カタログ |
カテゴリ | マテリアル |
製品タグ | 左官材 / 厚塗り用 |
製品分類 | - |
色幅 | - |
施工条件 | 屋内壁部 / 屋外壁部 |
サイズ | - |
在庫タイプ | 受注生産品 |
性能比較:一長一短あるこれまでの仕上塗材に比べ、様々な性能にも優れた左官材となります。
◆X-1とX-3の違いについて
一番の違いは粒の大きさです。薄塗り用の「X-1」は、非常に細かい粒で出来ているため、様々なパターン付けが可能です。
「X-3」は最初から骨材を混ぜることを前提に粗めに作られているため、繊細なパターン仕上げはできませんが、現場調合の骨材や粒度によって自然な風合いが表現可能です。厚塗りできるので、下地の不陸が目立たなくなります。
X-3 (15kg) |
X-1 (15kg) |
|
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塗布量 (m2当たり) |
2.8kg/m2 (※) | 1kg/m2 |
仕上り厚み | 3mm | 1mm |
粒 度 | 粗い | 細かい |
骨材混入 | 可能 | 不可 |
※主材に60%骨材を入れ、上塗り1回の場合
-
「X-3」施工
骨材が入り、厚塗り仕上げのため、自然な風合いが表現できます。
-
「X-1」施工
既調合タイプの薄塗り仕上げのため、繊細なパターンが表現できます。
仕上げパターン
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金ゴテ(ランダム)
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くし目
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くし目(扇)
製品仕様・価格
■使用量目安:
下地 |
X-1専用プライマーの場合:100g/m2×2回 |
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下塗り |
コテ仕上げ。コテ 500g/m2 |
仕上げ塗り |
コテ X-3 2,300g/m2 + 寒水石1,200g/m2 |
施工要領|X-3
下地調整
あらかじめ適切な不陸調整を行ってください。
プライマー処理・ジョイント処理
不陸調整完了後、「X-1専用プライマー」または「トリプルガード」を塗布
X-1専用プライマーの場合
塗布量:200g/m2(100g/m2に分けて2度塗りしてください)
※道具は刷毛、ローラー、スプレー等をご使用ください。
トリプルガードの場合
塗布量:500g/m2を目安に塗布してください。
トリプルガードに含まれる繊維が複雑に絡み合うように、一方向だけでなく、縦横に動かしながら金ゴテで平滑に均してください。
下塗り
「X-1専用プライマー」乾燥(約2時間)後、または「トリプルガード」乾燥(約24時間)後、下地全面にしごき塗り。
○塗布量目安:500g/m2
※下地が完全に塗りつぶされている事を確認してください。
●ジョイント処理
下地パネルの継ぎ目にファイバーネット(100mm幅程度)を貼り付け、プラスチックコテで押さえる。
- ※ファイバーネットのたわみはクラックの原因になります。
- ※トリプルガードをご使用の場合は、ネットの伏せ込みは必要ありません。
◆現場による骨材調合:「骨材 + X-3」
●骨材
推奨骨材:寒水石
寒水石は粒度別で販売されており、色が安定しているため、仕上用骨材に向いています。
※X-3(15kg/缶)に対して、骨材は10kgを混練してください。
●X-3
上塗り
X-3下塗り硬化(約1約時間)後、パターン付けにて仕上げ。
○塗布量目安:1,700g/m2+寒水石1000/m2
プラスチックコテで骨材を入れたX-3を石の転がりを調整しながら塗布していきます。塗りつけにくい場合は加水して調整してください。(重量比5%まで)
上塗り硬化後
上塗り硬化後(約4時間)に、塗り重ねることも可能です。2~3度塗り重ねることで、5ミリ程度の厚さまでパターン付けが可能です。
仕上げ塗り後は、夏場で約3日、冬場で約1週間程度で完全硬化します。
◆骨材による仕上がりの違い
【禁止事項】
- ◎建築用合板(コンパネ)は、いかなる目地処理を施しても、いずれ板が大きく反る為おすすめ出来ません。
- ◎動きの激しい版間や、誘発目地の部分などには、ファイバーネットで処理をしてもクラックが入る場合があります。
- ◎道具及び容器は、ご使用前に汚れや油分を十分に洗い流し、水気を拭き取ってからお使いください。
- ◎誤って塗り付けてしまった壁面は、直ちに拭き取ってください。硬化後の除去は困難です。
- ◎気温 5 度以下及び降雨・雪の場合は、施工を中止してください。
- ◎作業中および 乾燥中は換気を十分行い、その後も塗膜が完全に乾くまでの間はときどき換気を行ってください。
- ◎10年毎を目安に定期メンテナンスを行うことをお勧めします。
【保管方法】
- ◎直射日光、雨掛かりを避け、室温5~40度で保管してください。
- ◎空気に接触すると硬化するので、残った主材は、空気が入らないように密閉してください。
- ◎分離している場合がありますが品質には問題ありません。攪拌してご使用ください。
- ◎使用期限は3ヶ月です。残った材料の長期保管は出来ません。
- ◎廃棄は各地方自治体の法規、条例に従うか、産業廃棄物業者に依頼してください。
- ◎記載内容は改良の為、予告なしに仕様の一部を変更する場合がございます。
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