上絵付技法について
今回は、タイルの絵付技法の一つである「上絵付技法」ついてご紹介いたします。
食器の絵付けの際に用いる、多彩な技法をタイルに応用することで、唯一無二の絵タイル製作が実現可能です。低温二度焼成による、特徴的な色彩表現と絵画的な表現をご覧ください。
上絵付技法とは
上絵付技法とは、焼きあがったタイルに油性顔料で絵を描き、800℃程度で焼き付ける技法です。
古くから、焼き物を華やかに加飾する技法として使用されており、江戸時代初期ごろに中国から伝来したと言われています。五彩を中心とした、鮮やかでビビッドな彩色から、当時は「赤絵」と呼ばれ親しまれました。
どこかレトロで懐かしい雰囲気を纏ったタイルを通して、焼き物の伝統と絵タイルの新たな一面をお楽しみください。
製作工程
数あるテクニックの中から例として「筆による手描き」と「手刷りによる印刷」の二種類の方法をご紹介いたします。
この二つの方法は、主に小ロットの絵付けの際に使用します。お客様のご希望の完成イメージやご予算、必要枚数等に合わせて最適な方法をご提案しておりますので、お気軽にご相談ください。
筆による手描き
絵筆を使用し、丁寧に手作業で絵付けを行います。主に油性絵具を使用するため、絵具のテクスチャや筆のタッチを表現できます。敢えて筆跡を残こすことで、水彩画や油彩画のような、温かみのあるタイルが焼き上がります。
まとめ
いかがでしたか?今回は絵タイル制作技法の一つである「上絵付技法」についてお話しいたしました。使用する技法ごとにタイルが新たな一面を覗かせるため、製作者である私たちも、完成を楽しみにしながら絵付けを行っています!
オリジナルタイル製作にご興味のある方、製作をご検討中の方は、是非一度エクシィズご相談ください。
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