タイルの豆知識

投稿日:

トメ加工タイルについて

使用するタイルによって、仕上がりが大きく異なるタイル建築物。特にコーナー部分は、その個性とこだわりが大きく反映されます。用途に合わせて適切な「加工タイル」を使用することで、イメージ通りの表現が可能です。

今回は、その中でも汎用性の高い「トメ加工タイル」の特徴と、そのタイルを使用したタイルテーブルについてご紹介いたします。

トメ加工とは

加工タイルの種類と効果

使用用途や目的に合わせた加工タイルを使用することで、空間の統一感と建材としての機能性の向上を図ります。その効果は、特にコーナー部分に顕著に見られ、その仕上がりがタイル建築物の印象を左右すると言っても過言ではありません。

  • 平物(勝ち負け)と面取りの見え方の違い

  • トメ接着と役物のコーナーの違い

  • 平物(負け負け)とトメ加工の目地幅の違い

タイルの「勝ち負け」について

コーナーに対して、平物タイルのみを使用して施工する場合、コーナーのツラを優先するタイル(勝ち)と優先させないタイル(負け)で納めるか、どちらもツラを取らずに納めるか(負け負け)のいずれかになります。この二つは、安く仕上げることができますが「コバが目につきやすい」「目地幅が広くなりやすい」などのデメリットもあります。


役物タイルについて

コーナーに使用するタイルの一つとして、役物タイルが挙げられます。役物タイルはコーナーを覆うように貼ることができ、シームレスで美しい曲線が特徴です。「コーナーには役物タイルを使用することがベストである」と思われる方も多いと思います。

  • トメ加工タイル(手前)と役物タイル(奥)

  • カーブの滑らかさ、色の風合いが異なります。

  • 二枚のトメ加工タイルを接着してコーナーに使用することが可能です。


トメ加工タイルについて

役物タイルの代わりとして、トメ加工を用いる場合があります。タイルの小口を45°にカットした物を合わせることによって、タイルの「勝ち負け」を解消することができ、納まりの良い高級感のある空間を演出することが可能です。

  • 表面は一般的なタイルと大きく変わりません。

  • 小口を斜め45°にカットしています。

  • 2辺にトメ加工を施したタイル

トメ加工タイルは、平物タイルを加工しているため、色ムラ等の違いがありませんが、役物タイルは立体的なため、焼成の際に、釉薬が動くことにより色が変わる可能性があります。平面と組み合わせて施工する際には、トメ加工をお選びいただくと美しく仕上がる場合がございます。

トメ加工によるハンドメイド製品

トメ加工をはじめ、お客様からのご要望にお応えすべく、様々な加工技術を駆使しております。加工タイルは、建築の見栄えの良さや空間の雰囲気を高めるための手段として使用されます。

その一例として、弊社ではタイルベンチ製作を応用した「タイルテーブル」をご提案しております。こちらの製品は、トメ加工タイルを使用することで、目地幅が均等に整い、タイルの輪郭を崩すことの無い、美しいシルエットに仕上がります。

  • 目地込み前のタイルテーブル

  • トメ加工タイルにより、目地幅が均等に揃って、美しい仕上がりに。

  • 小物置きやベッドサイドテーブルなど、幅広くご使用いただけます。

タイルテーブルは、弊社工房内でハンドメイドにて製作しております。タイル貼り・目地込み・拭き上げから梱包まで一貫して社内で行っています。ポップな雰囲気の中にも、手作り製品特有の温かみを感じていただけます。

  • カラー目地によりポップに仕上げます。

  • 目地が乾いたら表面を吹き上げます。

  • 余分な目地材を落としたらタイルテーブルの完成です。

タイルテーブル製作の他にも、使用用途や施工場所に合わせたご提案、タイル製品の製作を行っております。製品ラインナップやその他のタイル雑貨については下記のリンクからご覧ください。

まとめ

いかがでしたか?今回は、トメ加工タイルとハンドメイドのタイル製品についてお話しいたしました。

弊社が運営する「rico tile」では、今回紹介した製品以外にも、生活を彩る様々なタイル雑貨を販売しております。特注品製作も承っておりますので、ご興味がある方は、是非エクシィズまでお問い合わせ下さい。

タイルの豆知識

投稿日:

■ブログアンケート

*印は、入力必須です。

  • * Q01. この記事はいかがでしたか?

  • Q02. ご意見・ご質問、今後書いて欲しい記事テーマ等があれば、ご記入ください。


お客様情報

  • * E-mail

  • * 氏名

    ※姓名間に、空白(半角スペース)をご入力ください。

  • 会社名

  • 支店名

  • 部署名

  • 役職

  • *

  • * 郵便番号

    ※郵便番号を入力すると、該当住所が自動入力されます。

  • * 都道府県

  • * 市区町村

  • * 住所

    ※市区町村以下の、町名・番地・ビル名などをご記入ください。

  • 携帯電話

  • * TEL

  • FAX


上記項目にご記入いただき、「確認画面へ進む」ボタンを一回だけクリックしてください。

ブログ記事一覧に戻る