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塗るだけで壁面のクラックを防止!トリプルガードのご紹介

今回は、簡単な工程で、外壁の大敵であるクラック(亀裂・ひび割れ)を強力に防止する下地処理材「トリプルガード」をご紹介いたします。

プライマーとネット処理が、これひとつでOK!

トリプルガードは、ネットをペースト状にした、画期的な新素材。金ゴテを使って簡単に塗ることができ、下地パネルの版間やパネルブロック積みの壁面に発生しやすいクラックを効果的に抑えます。

また、プライマー処理なしで、モルタル下地はもちろん、様々なパネルや局面にも施工できるため、工期短縮にも貢献します。下地の材質は、ポリプロピレン以外なら、基本的に何にでも使用可能。外壁の下地処理は、これひとつでOKです。

強力な壁面クラック防止対策

トリプルガードは、繊維が入ったペースト状の製品。細かい繊維が縦横無尽に絡み合うことで、強靭なひび割れ防止ネットの効果を発揮し、外壁のクラックを激減させます。

  • トリプルガードを500g/m2塗布し、乾燥させた状態。


「たわみ実験」から見る、クラック防止性能

以下は、モルタルの収縮によるたわみ、ラスの暴れによるたわみ、モルタルの自重によるたわみ等、モルタルのたわみに対する追従性を測定し、クラック防止性能を調べたものです。

【試験体】

  • モルタル:900×80×t12.5±2.5mm
  • 試験体は室内養生し、材令4週。
  • 試験体製作、24時間後のトリプルガードを500g/m2塗布。

【試験方法】

試験体の両端を固定した後、試験体をたわませていき、クラックが発生した時のたわみ度(角度)を測定。

【試験結果】

トリプルガードを塗布した場合、たわみ47.5°で破断。驚異のクラック防止性能を実証しました!

  • ※ 同様の実験で、軽量セメントモルタル単体の場合、たわみ1.5°で破断しました。
  • たわみ度増加中

  • 47.5°で破断

優れた耐水効果

モルタル外壁は吸水性が高く、雨水や湿気などが、ひび割れや強度劣化へと繋がります。トリプルガードを塗布することで、吸水・透水を防ぎ、外壁の劣化を抑える効果があります。

  • ※ 本製品の耐水効果は、雨掛かりなど、外壁としての通常使用を想定したものです。浸水などを想定したものではありませんので、ご了承ください。

耐水効果の実験

雨掛かりした際の軽量セメントモルタルの挙動を比較観察しました。

【試験体】

  • ① トリプルガードを500g/m2塗布したもの
  • ② 軽量セメントモルタル単体

【試験方法】

  • スプレーによる散水を行い、経過を比較観察する。
  • ① トリプルガードを塗布したもの / ② 軽量セメントモルタルのみ

  • 散水直後。①は水の侵入がなく、耐水効果が見られたが、②は瞬時に水が侵入した。

  • 散水後15分経過。①は水の侵入がなく、表面に水が残っていたが、②はすべての水が内部に侵入していた。

「塗るタイル X-1」との組み合わせがおすすめ

トリプルガードなら、ネットとプライマー機能を兼ねており、面倒なジョイント処理やプライマー塗布の工程が不要で、材料も工程も最小限。

また、薄塗仕上げが可能な「塗るタイル X-1」と組み合わせて使用すれば、塗り厚1.5mmという極薄左官仕上げが実現可能。不燃認定も取得済みなので安心してご使用ください。

従来の工法
工程 厚み

1. 版間にファイバーネットを
ポリマーセメント等で伏せこむ

+1.0mm
2. プライマーを塗布
3. 左官材を下塗り +1.0mm
4. 左官材を上塗り +3.0mm
合計塗り厚: 5.0mm
トリプルガード + X-1
工程 厚み
1. トリプルガードを500g/m2施工 +0.5mm
2. X-1を300g/m2 しごき塗り +0.3mm
3. X-1を700g/m2 仕上げ塗り +0.7mm
合計塗り厚: 1.5mm

まとめ

いかがでしたか? 簡単な工程で、強力な外壁のクラック防止対策になる下地処理剤「トリプルガード」。現場の作業もスムーズになり、良いこと尽くめな逸品です。

興味が湧いた方は、是非、お気軽にお問い合わせください。

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