製品紹介:唐長タイル
400年近くの歴史を持つ京都の唐紙屋、唐長のブランド雲母唐長(KIRA KARACHO)がプロデュースする「唐長タイル」をご紹介します。歴史ある文様を耐久性の優れたタイルに表現しました。
歴史ある文様を現代のインテリアに
唐紙屋「雲母唐長」との出会い
一枚一枚、手の平で文様を写し美しい紙を作り出す唐紙師「雲母唐長」のトトアキヒコさん・千田愛子さんが、私たちの手作業による絵タイル工程に共感してくださり、「唐紙」と「タイル」のコラボレーションが誕生しました。
唐紙とは、伝統文様を手彫りした古くから伝わる「版木(はんぎ)」に、顔料・雲母・胡粉などを混ぜ合わせ「ふるい」とよばれるガーゼを張った道具で色をのせます。優しく手で撫でるように和紙に色を写しとることで、乾くとほのかに立体感が生まれ、印刷では出せない独特の風合いを醸し出します。
手作業だからこそ出せる唯一無二の質感やモノとしてのあたたかみ。弊社でも手作業を大切にし、一つ一つ丁寧にタイルづくりをしています。
文様に込める思い
江戸時代より続く唐長には、何百もの文様の版木が代々受け継がれています。文様にはそれぞれ意味があり、日本人が時代を越えて伝えてきた思いがあります。
唐長タイルのレギュラー品でご紹介している、5つの文様についてご紹介いたします。
角つなぎ
組紐にルーツを持つ文様です。終わることなき、浮き沈みの連続は、人生観、運命感を表し、連綿と続く命のつながり、繁栄を表します。
大牡丹
しあわせと富貴の象徴。花の王と言われる牡丹ですが、とりわけこの牡丹文様は雄大で華やかなものです。
天平大雲
雲魂を細い尾で連結した連雲であり天上に大きくうねる雲はとても縁起の良い瑞雲です。雲は雨を呼ぶことから実りと豊穣を表し、良き事を呼び寄せ運気上昇を願うものでもあります。
天井格子
唐花を菱形や四角などにいれたものを角花とも呼ぶ。格子は、魔除けを意味し、菱には繁栄の意味があり、唐花と十字文を襷文に組み入れた美しい花クルスの文様。
南蛮七宝
エキゾチックな幾何学的魅力あふれるパターンは、円のようにも、星のようにも、花や十字のようにも見えるこの文様は、幸せが四方八方へと繋がる縁起文様です。
まとめ
いかがでしたか。唐紙屋「雲母唐長」とファブレスメーカー「エクシィズ」とのコラボレーションによって生み出された唐長タイル。歴史的でありながら、今なお新しさを感じる良質なインテリアとして、暮らしの中へ取り入れてみてはいかがでしょうか。
■ブログアンケート
*印は、入力必須です。