転写技法について
今回は、タイルを絵付けする際に行う技法の一つ「転写技法」の絵付け工程や特徴についてご紹介いたします。
「絵付け」について
陶磁器に絵を描く「絵付け」には様々な技法があります。素焼きした生地に色をつけるのが「下絵付け」と呼ばれ、釉薬(うわぐすり)を塗って焼成した後に色や柄を描いて再度焼成することを「上絵付け」と呼びます。
弊社・エクシィズでは、「シルクスクリーン印刷による下絵付け」「シルクスクリーン印刷による上絵付け」「筆で手書きする上絵付け」「転写技法による上絵付け」の4種類の絵付けを社内設備で行っています。今回はその中でも「転写技法」についてお伝えします。
転写技法とは
転写技法とは、焼成済みのタイルに図柄を印刷した「転写紙」を貼り付け、再び低温焼成する絵付け技法です。
転写紙には、シルクスクリーンとインクジェット、二種類の印刷方法があります。また、転写紙は曲面に貼り付けることも可能なので、思い描いたイメージを立体的なタイルに再現することもできます。
転写技法の特徴
他の技法に比べると画像を正確に表現することに優れており、何枚でも複製できるため、ノベルティーなど同じ柄を大量に生産したい場合に適しています。
低温二度焼成のため発色が良い一方、耐候性・耐摩耗性は若干劣るため、内装の壁への使用がオススメです。
まとめ
転写技法では、ご希望の写真やイラストを再現性高くタイルに絵付けできますので、オリジナルタイルなどご注文の際にご検討ください。
建築・建材展では蓄光顔料を使用した転写タイルを展示いたします。その他にも、趣向を凝らした絵タイルを多数出展いたしますので、是非ご覧ください。
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