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シャトル窯の初窯と「左馬」

先日、弊社ラボに新しいシャトル窯が納品されました。窯元では、新設して初めての「初窯」の際に、縁起を担いでお手製の「左馬(ひだりうま)」の茶碗を焼く慣習があります。そこで今回は、社内スタッフとその家族で「左馬」の茶碗を作り、初窯を祝いました。今回は、その様子をご紹介いたします。

「左馬」の絵付け体験

皆さんは「左馬」をご存じでしょうか? 左馬とは、漢字の「馬」の文字の鏡文字のことです。「うま」を逆から読むと「まう」と読めることから、商売繁盛・千客万来等の福を招く、縁起の良いものとされています。また「左馬の茶碗で、ご飯を食べると病気にならない」という言い伝えもあります。

初窯限定のイベントで、滅多にある事ではないので、左馬の茶碗は貴重な記念品になります。折角の機会ですので、社員一同で愉しみながら「左馬」の絵付け体験を行いました。今回のイベントを通して、会社の発展と、窯の安全を祈願したいと思います。

  • 絵付け用のお茶碗の素地。窯元を営んでいたスタッフさんが、用意してくださいました。

  • 書き慣れない「左馬」の文字。何度も下書きをして、慎重に。

  • 各人、思い思いの馬を描いていきます。

  • いざ清書。集中力を高めて、書き上げます。


当初は、社内で楽しめればと考えていたイベントでしたが、いざ始まってみると、日頃の「ものづくり魂」が顔を出し始め、皆、真剣そのもの。工夫を凝らしたデザインで、自分なりの「左馬」を描いていきます。

  • 工夫を凝らした、個性溢れる絵柄を描く人も。

  • 流石、絵付課のスタッフさん。達筆です!

  • 「馬」の他にも、自分の好きなものを書く人もいたり。各人の人柄が見えて、面白いですね。

  • 描き終わったら、釉薬にドボ漬けします。

窯入れ・窯出し

後日、絵付けを行った茶碗を、窯入れしていきます。完成を楽しみに待つ思いと、新しいシャトル窯への期待感から、数人の社員が手伝いに来てくれました。茶碗にキズが付かないよう、丁寧に棚板を組みながらの窯詰め。窯入れ完了後、約12時間の焼成を行います。

  • ひとつひとつ手作業で窯詰めしていきます。

  • 自分の茶碗はどれでしょう? 期待感でワクワクします!

  • 棚板を組み終え、いよいよ焼成。


焼成が終わり、炉内が100℃以下に落ち着いたタイミングで窯出し。「左馬」の茶碗は、無事、すべて綺麗に焼き上げることができました。

  • 緊張の瞬間。すべての茶碗が、綺麗に焼き上がっていました。

  • それぞれの個性が現れた、素敵なお茶碗が完成しました。

  • 初心を忘れないよう、安全な稼働を心掛けたいですね。

まとめ

いかがでしたか? 「左馬」の初窯イベントを通して、窯業ならではの慣習に触れ、また、新しい窯への想いを共有することができ、とても良い機会となりました。

初窯は、幸先の良い結果となりました。今後のシャトル窯の活躍を願うとともに、タイルメーカーさん・お客様のご期待にお応えできるよう、日々精進したいと思います。

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