タイルを長く美しく保つお手入れ方法
イニシャルコストがかかるイメージが強いタイルですが、正しくメンテナンスを行うことで「100年以上」使用することが可能です。今回は「タイルを美しく保つ方法」をご紹介いたします!
タイルのお手入れ方法
タイルのお手入れの前に、タイルの種類の確認をお願いいたします。大きく分けて、表面にツヤや光沢がある「施釉タイル」と、ざらつきのある焼き物らしさが特徴の「無釉タイル」の2種類があり、それぞれお手入れ方法が異なります。
施釉タイル
施釉タイルのお手入れとして「薄めた中性洗剤での拭き掃除」をお勧めしています。施釉タイルは汚れが染み込みにくく、高い耐久性と耐火性、耐摩耗性を持ちます。こまめな拭き掃除で、施釉タイルが持つ「清潔感」を維持することが可能です。
無釉タイル
無釉タイルは「高圧洗浄機での洗浄」をお勧めしていますが、適度に汚れと付き合いながら使用することで「経年変化」による独特の風合いを楽しむことができます。
家庭にあるものでもできる、タイルのお手入れ
薄めた洗濯用洗剤などを使用して拭き掃除をすることで、ほとんどの汚れを落とすことができます。(研磨剤入りの洗剤をご使用の際はご注意ください)
黒ずみには重曹、セスキ炭酸ソーダ、油汚れにはアルカリ電解水を、頑固な汚れには、メラミンスポンジの使用が有効です。
それでも落とすことができない汚れには、「タイルウォッシュ」などのタイル用洗剤の使用をお勧めいたします。
※タイルの破損や変色などにつきましては、当社では責任を負いかねます。
ご自身でのお手入れが不安な方は、専門業者へのご相談をお勧めします。
下地や目地にも「定期メンテナンス」を
タイルの目地は、主にセメントで構成されているため、汚れが付きやすく、蓄積した汚れは、落としづらくなります。汚れを放置しておくと、劣化にも繋がりますので、半年~1年を目安に、高圧洗浄機などでのお手入れが理想的です。
業者による定期メンテナンスもおすすめ
メンテナンス不足による、目地や接着剤などの劣化は、目地の割れやタイルの剥離、ヒビ割れなどのトラブルに繋がることもあります。10年に1度を目安に、プロの業者によるメンテナンスを受けることで、タイルを長く美しく使い続けることができるでしょう。
タイルを長持ちさせる、便利な副資材
タイルを長く美しく使用し続けるには、タイル施工時の「目地」や「接着剤」の選定も大切です。また、タイルのお手入れをサポートしてくれる、便利な「副資材」もご用意しています。
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しつこい汚れも綺麗に落とす。タイル掃除の強い味方!
タイルの汚れに特化した「タイルウォッシュ」は、油分分解作用を持つ茶葉を主成分とした、植物性の酸性洗剤です。油汚れや水アカをはじめ、温泉などに見られるヌメリやスケール(エフロ)、コケやサビなども、強力に分解・除去します。
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水廻りで強さを発揮!浴槽を長持ちさせる目地材・接着剤
温泉や銭湯、プールなど、常に水に晒されている箇所では、一般的な目地材・接着剤では、目地の劣化や剥離に繋がる場合も。耐酸性、耐アルカリ性、耐温水性に優れた「スパボンド・スパメジ」なら、セメント目地では耐久性に不安が残る施工箇所にも使用が可能です。用途に合わせた最適な資材選びが、快適な空間づくりに繋がります。
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「滑り止め+防汚性能」でもっと使いやすく!万能コーティング剤
被膜形成型の滑り止めコーティング剤「ノンスキッドコート」は、滑り止め効果はもちろん、タイル表面の細孔を塞ぎ、汚れの付着を予防します。
適切な副資材を使用することで、タイルの機能性が向上し、長く快適に使用することができます。タイルの施工やお手入れで迷ったら、お気軽にご相談ください!
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