タイル製作レポート:多治見市食育センター(その1:製作・施工編)

モザイクアートと一括りに言っても、その表現方法は多岐に渡っています。それはまさしくアートであり、知識と技術の必要な職人技でもあります。

今回は、多治見市食育センターの案件をご紹介し、弊社のモザイクアートの魅力をお伝えしたいと思います。

「おいしい」デザイン画

今回取り上げるのは、地元・多治見市食育センター新築工事案件。最新の給食調理施設です。

食育センターの風除室に施工されるモザイクアートのご注文を頂き、「食の楽しさ」を伝えるために、私たちも試行錯誤を繰り返しました。弊社のデザイナーが考案したデザイン画がこちら。

お鍋から元気よく飛び出す野菜たち。施設見学に訪れた小学生たちが、楽しい気持ちになってくれるように願いを込めています。さらに、モチーフを地元で採れる野菜のみにしたのもポイントです。

多種多様なタイルアレンジ

今回の案件では、とにかく「見て楽しい」ということがテーマ。そのため、製作部門では様々な種類のタイルを使って、遊び心を追求しました。


膨大な種類のタイルから、職人の経験と知識で、最も適したタイルを選びます。

半分に切った苺を表現するには?試行錯誤するスタッフ。一度並べたタイルの上に違う種類のタイルを載せ、どちらが良いか思案中。


地元野菜、あきしまささげの豆の部分は「」などの丸いタイルを使用。

トマトと苺は同じ赤色ですが、種類の違うタイルを使うことで、それぞれの質感を表現しています。1つの野菜の中でも、タイルの種類や色を使いわけ、立体感を出すための工夫がされています。

アスパラガスには「ガラスモザイク」など、キラキラと輝くタイルがあしらわれ、瑞々しい野菜そのもの。

ハンドニッパーやリングソーなどの道具でタイルを切断し、細かいところまで、丁寧に作り込んでいきます。


土台にモザイクアートをはめ込んでいくと、全体が見えてきました。紙貼り加工をした後、現場へ出荷します。

いよいよ現場へ!

野菜のモザイクアートは、施設入口の一番良い場所に配置。壁一面の大作に、現場の作業員の方たちも、興味津々で声を掛けてきます。

厚みの異なるタイルを組み合わせた、複雑なモザイクアートは、目地込みの手間・難易度も大きく上がります。複雑な立体面を、滑らかで美しい目地に仕上げられるかどうかは、職人の腕に依るところ。

「これ、作るの大変だったでしょ?こういう仕事をされると、こっちも下手な仕事できないよね」
良い仕事には、良い仕事で返す。それが、職人魂のようです。

白い目地を入れていくと、タイルの発色が明るさを増し、絵が綺麗に浮かび上がってきます。今回は、凹凸による陰影感を強調するため、エッジを効かせた目地仕上げにしました。


階段・踊り場の壁面には「テゴネタイル」が採用されました。デザインオフィス「nendo」の佐藤オオキ氏が手掛けたこのタイルは、シンプルながらも、強い存在感を放ちます。

コーナー部の役物タイルは、タイル壁面の見せ所です。細かいところではありますが、コーナーの仕上がり次第で、全体の印象は大きく違って見えます。バランスを見ながら、ひとつずつ、丁寧に貼り付けていきます。

まとめ

いかがでしたか?今回の案件では、形や厚みの異なる、様々な種類のタイルを組み合わせてモザイクアートを作り上げていきました。このような複雑なデザインを作りだせるのは、デザイナーやアート製作のプロが常在している弊社ならでは。全ての工程を社内にて行なっている為、お客様のご予算や納期など、条件に合わせて提供できるのはもちろんのこと、斬新なアイディアや表現に挑戦することもできます。

気になる多治見食育センターのモザイクアート完成形は、7月中旬掲載予定の「タイル製作レポート:多治見食育センター(その2:完成編)」にてお伝えします。みなさま、お楽しみに!

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