タイル製作レポート:ミュシャ「羽根」~絵タイル製作・サンドブラスト加工編~

前回に引き続き、ミュシャ「羽根」のタイルアート製作の様子をご紹介いたします。

「シルクスクリーン技法」による絵タイルの製作、「サンドブラスト」によるタイル加工の工程をご覧ください。モザイクアートに勝るとも劣らない、タイルアートの装飾部分を製作していきます。

絵タイル製作

タイルの加飾は、焼成済みのタイルに転写や上絵付けを施し、800℃程度で焼成する「低温二度焼成」が一般的ですが、今回は、弊社オリジナル技法である「シルクスクリーン技法」にて、「高温一度焼成」による絵タイルを製作します。

この技法では、焼成前のタイル素地に、直接、印刷・施釉を施し、1250℃の高温で焼成を行います。高い温度で焼成することで、対候性、耐摩耗性に優れた磁器質タイルになり、「釉薬の光沢感」と「焼き物らしさのある凹凸感」を持つ、オリジナリティのある絵タイルが完成します。


300角タイルの素地から、髪飾り用のタイルを製作します。おおよその角を取った後、木工やすりやアミ目やすりなどを使用し、円形に整えていきます。

焼成後のタイルに比べ、繊細なタイル素地。欠けたり、割れたりしないように、慎重に扱う必要があります。

  • 型紙を当てて形を整えます。

  • アミ目やすりで、滑らかな円形に。

  • 滑らかな曲線の円形タイルが完成。


素地の成形後、絵付け工程へ。髪飾りの輪郭は、シルクスクリーン印刷にて行います。

版の上からスキージで「油性撥水インク」をタイルに印刷します。ポイントは、力加減とスキージを当てる角度。輪郭にムラが出ないように、シルクスクリーン印刷を行います。

  • 髪飾りの柄に合わせて製版しました。

  • 黒色油性インクを使用。

  • くっきりとした輪郭が印刷できました。


印刷した輪郭の内側を、筆を使って施釉していきます。輪郭に使用したインクの効果により、表面張力で釉薬がぷっくりと盛り上がり、この技法特有の「凹凸感」が表現できます。

  • 元絵に合わせ、色を選定します。

  • 絵筆を使って、手作業で施釉。

  • たっぷりと施釉することが、焼成後の凹凸感の秘訣です。

  • 小端面にもしっかりと施釉します。

  • 絵付け完了!ここから焼成を行います。

  • 焼成後の絵付けタイル。
    立体感のあるタイルが完成しました。

サンドブラスト加工

ミュシャのサイン部分は「サンドブラスト加工」によって表現します。特殊な研磨砂を高圧で吹き付けて、タイルの表面を削り、デザインを彫り込みます。

ガンの向きと角度や、タイルの距離に注意しながら、彫りの深さが均一になるようにゆっくりと吹き付けます。

  • ペダル踏むことで、ガンから砂が吹き出します。

  • タイルの状態を確認しながら、吹き付けを行います。

  • 視認性を高めるため、彫った部分を着色します。

  • 作品の再現度がグッと高まりました。

まとめ

いかがでしたか?今回は、絵タイル製作、サンドブラスト加工の様子をご紹介しました。ようやく、タイルアートの全容が見えてきました。

次回、遂に「ミュシャのタイルアート完成編」です。製作したタイルアートたちを、合体させ一つのアート作品に仕上げます。お楽しみに!

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